人道支援

四川大地震>「感謝しても歴史忘れるな」異例の「日本ブーム」に“待った”―新華社報道


2008年6月3日、新華社通信(電子版)は、四川大地震の救援活動を契機に中国国民の間で起こっている「日本ブーム」について報道し、「援助に感謝しても歴史は忘れるな」と日本に手放しで融和的な態度をとることにクギを刺した。

四川大地震では、日本の国際緊急援助隊が発見した遺体に黙祷する姿が報道されたことで、中国国民の間に「日本に感謝する」との声が巻き起こった。

新華社配信の記事では、こうした「日本感謝」ブームについて、「日本に対する新しい見方が生まれているようだが、こんな時こそ冷静に」と呼び掛け、「日本人は思ったより『悪くない』という中国人が増えているが、我々が今感じているほど『素晴らしい』とも限らない」と手放しのブームをけん制した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080604-00000019-rcdc-cn


別に感謝してもらわなくてもいいけどね・・。
困ってる人がそこにいるから、ただ助けたいだけです。

『過去の歴史を忘れるな』・・・どうぞ、ご自由に。

日本の中にも色々な意見をもつ人がいるけれど、これだけは共通しているはず。

我々は見返りを望んで援助したわけではない!!

(上記記事のYahooのコメント欄)


四川大地震関係のニュースコメントで「困った時はお互い様。救援は当たり前。感謝もいらない」とかいうのがいっぱいあって、いちいち御説ごもっともなんだけど、自分が直接支援したわけでもないのによくもそこまで言えるもんだと思ってたわ。
お茶の間から日本の救援活動を誇り、その延長で「恩着せがましくしないという美徳」までも担ってみせるというのは、その錯誤的な当事者意識においては恩着せがましくしてんのと同じだからねw


隣国の窮状に心動かされて金銭的援助などした人もいっぱいいるだろうし、こんな偏ったヤフーのコメント欄なんて問題にする必要はないんだろうけど、この手のコメントから透けて見える高慢さはひどいもんだし、中国のネット住人が現地での救援活動にに感謝するあまり、こんな醜悪な日本のネット住人のメッセージも甘んじて受けるとすれば、そこを牽制する論調が出てくるのはまあ当たり前のことだ。それに、この高慢さこそ、日本がかつて大陸進出したときに現地民に示した態度だったはず。それは東亜共栄の理想の根本的な阻害要因であり、「抗日」の心情的な根拠を生み出したものなのであって、それが現代日本にも見られるからこそ、彼らの間で「歴史問題」がたびたび思い出されるのだ。その心情を非難することはできないと思う。


レイシストどもが日本の救援活動をわがことのように誇ってみせるのはただ単に「支援国の国民」という心情的優位性を気持ちよく舐め回したいだけで、いつもと趣向を変えて左手でオナニーしてみたけどこれも悪くないねというだけの話。救援活動当事者が賞賛されるべきなのは揺るぎないにしても、この後方の蛮族をしっかり見とけよ、ということを意味するこのニュースは素晴らしい。