ドリーーーーーーーム

夢の話です。

一人旅なのか誰かと一緒なのかはっきりしないんだけど、取りあえず私は東南アジアのどこかの国に旅行に来てる。
そこで、「人形博物館」というところに行くんだけど、
そこにはいろいろとおもちゃが展示されてて、中にはすごくかわいいリカちゃんもいて、デジカメを持ってきてないことを悔やんだりする。で、ここからちょっとグロい展開になる。

この「人形博物館」はおもちゃがいっぱいで、当然子供が集まるところなんだけど、数年前、ここがテロの対象になったことがあって、大勢の子供たちが犠牲になった。この悲劇を忘れないために、この「人形博物館」の外壁の一部は、犠牲になった子供たちの遺体をそのままロウで固めた死体の人形によって装飾されていて、現代美術のレリーフみたく、様々な向きで折り重なった子供たちの遺体がそのまま外壁にひっついてる。

次の場面、私はこの博物館の地下の食堂で料理を待ってるんだけど、そこでふと日本人カメラマンによる一冊の写真集を手に取る。題名は「カンボジア大虐殺の悲劇」みたいな感じ。
そしてこの時、ああ私はカンボジアに来ていたんだなと気付く。
この写真集は本当に胸の痛む写真ばかり集めたもので、
人が生きたまま火あぶりにされているものとか、黒こげになって累々と横たわる死体の山とか、そんな胸くそ悪くなるものばっかり。
その後、KKK団みたいのが出てきたり、幼稚園時代の友人に再会したりして夢は錯綜するんだけど、とにかく「人形博物館」と写真集の強烈な印象が目覚めた後も残っていて、その日は朝から、「カンボジアの歴史を調べなきゃ」と、ずっと気になってた。

で、カンボジアについてネットで調べたんだけど、30年前くらいに本当に大虐殺があったんですね。そして、ナントカという収容所が虐殺を記憶するための博物館になっていて、そこには犠牲者の頭蓋骨で作ったカンボジアの地図が展示されてるらしい。
(参考:http://www1.linkclub.or.jp/~ttakeshi/shitaihtml/shitai06.html

以前に「映像の世紀」を一通り見たりしてるから、ポルポト政権下のカンボジアで虐殺があったことはなんとなく知ってたように思う。「頭蓋骨の地図」ももしかしたら何かで聞いたことがあったのかもしれない。

けど、そんな曖昧な記憶を素材に、「カンボジア」という具体的な国名まで出てくる強烈な夢をなんで突然見たんだろうかと…。
実際、そんな夢を見たせいでカンボジアについて色々調べる気持ちになったわけだし。調べていくうちに、「原始共産主義革命」みたいな意図の元にカンボジアで恐ろしい悲劇が起きていたということを今までより詳しく知ることになった。

こういうことはやっぱり知っといた方がいいってことで、なんか未知なるきっかけでこんな夢をみたのかな??