犬屋敷

名護市の犬屋敷のニュースが昨日も今日もやっててゲンナリ。

あの犬屋敷の主を叩く世の中の方が完全に間違ってるのに、記者もスタジオも「本当に迷惑ですよねぇ」でおしまい。

自称良識派が迷惑だなんだと叫んで、行政処分でも食らわせればそれでいいのか？

廃品回収で生計を立ててる人に「このゴミの山はなんですか」とか尋ねてみせる悪趣味さもひどいし、捨てられた犬を愛おしく思って家族として一緒に暮らしてる人に、不衛生だ虐待だと小理屈並べて「犬を減らせ」と迫る。そういう態度が構造的に人間も犬も虐待してることになんで気付かないのか。

その一方で、殺処分を行う施設や一時的に野良犬／猫を収容する施設（皮肉にも「○○市動物愛護センター」とかいう名前だったりする）は伝統的に被差別地域に建設され、場合によっては担い手も被差別者だったりする。

なんか死刑制度と似た構図もあるかもしれないね。
要するに、排除の論理を掲げる一方で、最終的な排除者（殺す人）は差別するという矛盾。

不快感至上主義の根本矛盾なんだよねー。