軽井沢か逗子あたりに……

暖炉のある、そしていくらかユニークな造りの別荘を建て、年代物のスコッチを片手にハバナ産の葉巻を燻らす。こうして極上の週末は更けていく……。机には、おそらくLe Corbusierの図録でも拡げているのだろう。もしくは丸善で取り寄せた浅田次郎かもしれない。

こういうことをしているナイスなおじさまは実在するのだ。こないだテレビでやってたから。
実際、おいしいものをたらふく食べた後の蒸留酒と葉巻は無闇においしいし、そんな贅沢をレストランやバーでなく、自己所有の別荘でできるとしたら、これはたまらないだろう。

でも……もし自分がこういうことをしてたとしたら、なんだか気恥ずかしくて人に見られるのは嫌だと思う。そして、こういうことを恥ずかしいと思うのは若い（←悪い意味で）からなのだろう。